【7月27日 CGTN Japanese】中国初の火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」の打ち上げから23日で1周年を迎えました。国家航天局によりますと、探査車「祝融(Zhurong)」は23日時点で、火星日68日目を迎え、累計で585メートルを走行しています。また、周回モジュールは軌道上運行1年となり、地球からの距離は約3億7800万キロ、片方向通信遅延は約21分です。二つの機器は良好な状態を保ち、各システムの稼働状況は正常です。

 国家航天局の月探査・宇宙工学センターは同日、「祝融」の走行軌跡を公開しました。「祝融」は、科学探査を始めて以来、着陸地点から南部の昔の海と陸の境界方向へ走行しました。先週には、巡回探査の途中の砂丘で、風成および風成堆積物で形成された砂丘の地形画像を撮影し、砂丘や周辺環境を探査しました。

「祝融」は今年5月22日に火星の地表に着陸。軌道テストや巡回探査を開始し、「着陸点全景」や「地形風貌」「巡回写真」などの映像を送り返しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News