【7月26日 AFP】イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)内閣は25日、2050年までに炭素排出量を2015年比で少なくとも85%削減する計画を閣議決定した。イスラエルは気候変動への取り組みを強化しており、閣僚からは「歴史的瞬間」と評価する声も上がった。

 今回決定した数値目標では、道路交通輸送部門で96%、発電部門で85%、都市ごみ部門で92%の排出削減を掲げている。全体としては、まず中間目標として2030年までに27%削減を目指す。

 ベネット首相は、「イスラエルを低炭素経済へと段階的に移行させる、先鞭(せんべん)となる決定だ」と評した。(c)AFP