【7月26日 AFP】風と波に打たれて立つこと400年、「灯台の王様」と称されるフランスのコルドゥアン灯台(Cordouan Lighthouse)が、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(World Heritage)に登録されることが明らかになった。ユネスコが24日、発表した。

 大西洋に面する仏南西部ジロンド(Gironde)川の河口に立つコルドゥアン灯台は、16世紀末に建造された。フランス最後の灯台守のいる灯台で、世界遺産に登録された灯台では、スペインのラコルーニャ(La Coruna)にあるものに次いで2番目に古い。

 設計を手掛けたのはルイ・ド・フォワ(Louis de Foix)という技師で、18世紀後半に同じく技師のジョゼフ・トゥレール(Joseph Teulere)が改築した。

 ユネスコはコルドゥアン灯台について「航路信号施設の傑作」との称賛を贈っている。(c)AFP