【7月27日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)の福田区でこのほど、特定の場所でシステムが全て操作する「自動運転レベル4」タクシーの一般向け試験運用が始まった。

 車両はレベル4自動運転向けソリューションサプライヤー、深圳元戎啓行科技が20台を提供した。数百メートル以内の歩行者や対向車などの情報を正確に検知し、リアルタイムの道路状況に基づいて効率的な運行と意思決定をする。利用者は、SNS「微信(ウィーチャット、WeChat)」の公式アカウント「元戎啓行DeepRoute」を通じて配車を申し込むことができる。深圳市の中心部を含む100カ所近くで乗降車が可能で、運行距離は200キロを超える。

 同社は2019年2月の設立以来、深圳や武漢(Wuhan)、杭州(Hangzhou)などの市街地で自動運転車の公道テストを積み重ねてきた。テスト走行距離は200万キロを超える。今年4月に深圳で初めて人を乗せた自動運転サービスの試験運用を実施する許可を取得した。

 福田区はこれに続き、自動運転など戦略的新興産業の推進を加速させ、人工知能(AI)モデル区を構築する考えを示している。(c)Xinhua News/AFPBB News