米フロリダ集合住宅崩落、遺体の捜索終了 発生から1か月
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【7月25日 AFP】米フロリダ州で集合住宅の一部が崩落した事故は発生から1か月がたち、救助隊は23日、遺体の捜索活動を終了した。この事故では少なくとも97人が死亡した。
先月24日夜、12階建て集合住宅「チャンプレイン・タワーズ・サウス(Champlain Towers South)」の一部が崩落。崩壊から数時間後に救出された10代の住民1人以外に救助隊は生存者を発見することができず、今月7日には生存者の捜索打ち切りが発表された。
そして23日、救助隊は遺体の捜索活動を終了した。
地元マイアミデード(Miami-Dade)郡のダニエラ・レビン・カバ(Daniella Levine Cava)郡長は今週、死者97人の身元を確認し、依然1人が行方不明とみられると述べた。マイアミデード警察は、がれきが山積みになった現場で行方不明者の捜索を続ける。
崩落原因はいまだ不明だが、これまでの調査の結果から、建物の構造の一部が劣化していたとみられることが分かっている。
当局は先週、現場に犠牲者を追悼する記念碑が設置される可能性があると発表した。(c)AFP