【7月25日 AFP】ラグビーテストマッチが24日に行われ、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)は世界王者の南アフリカから22-17の逆転勝利を収め、3連戦のシリーズの初戦をものにした。

 3-12のビハインドで前半を終えたライオンズは、ハーフタイム明けから展開した得意の空中戦主体のラグビーが機能して相手を圧倒すると、最後は交代出場のオーウェン・ファレル(Owen Farrell)のペナルティーゴール(PG)で勝利を決定づけた。

 それでも、主将のアラン・ウィン・ジョーンズ(Alun Wyn Jones)は終了後すぐに「これが3連戦の1試合目なのはみんなよく分かっている」と話し、31日の第2戦へ向けて気を引き締めた。

 一方で新型コロナウイルスの感染拡大によって、優勝したW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)後これがわずか2試合目のテストマッチだった南アフリカは、逆転された後に反撃したが、基本的なミスが目立ち、多くのPGを相手に与えた。

 主将のシヤ・コリシ(Siya Kolisi)は「やるべきことは多い。もっと良いプレーができたはずだ。ミスがあったが、もっと強くなって戻ってこられる。これでまた1試合、実戦経験を積めた」とコメントした。(c)AFP