【7月25日 AFP】東京五輪のテニスで、夏のうだるような暑さに各選手が苦戦する中、男子の世界ランキング1位であるノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)もロシア五輪委員会(ROC)のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)に同調し、試合の時間を遅らせてほしいと訴えた。

 ジョコビッチは24日の男子シングルス1回戦でウーゴ・デリアン(Hugo Dellien、ボリビア)に6-2、6-2で快勝したが、他の多くの選手と同じように、大会のプレー環境が非常に過酷だと感じた。

 これについては、焼け付く太陽の下での試合を経験したメドべージェフが、開始時間を夜間に遅らせるように大会側に訴えていたが、ジョコビッチも「100パーセント賛成だ」と話し、国際テニス連盟(ITF)に午前11時開始の再考を求めたことを明かした。

「正直に言って、例えばなぜ午後3時スタートにしないのか理解できない。テニスには門限のようなものがあって、日付が変わる前に終わらなくてはならないと聞いた」

「しかし自分は今(センターコートの)最後の試合を終えたところだが、まだ5時にもなっていない。あと7時間くらい余裕があるし、コートにはすべて照明も付いている」

「時間をずらせば、みんながもっとずっと楽になる。主催者がなぜそうしないのかが分からない。彼らが判断を変更するとは思えないが、そうしてくれることを願っている」 (c)AFP/Martyn WOOD