【7月24日 AFP】韓国テレビ局の文化放送(MBC)は24日、前日に放送した東京五輪の開会式の中継で参加国を紹介する際、不適切な画像やテロップを使用したとして謝罪した。

 中継では選手団の入場行進の際、ウクライナの説明にチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故の画像を使用。また、ハイチの説明には暴動の画像を、エルサルバドルの説明には暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(Bitcoin)の広告の画像をそれぞれ使用した。

 開会式の後、MBCは「いくつかの国の説明で不適切な画像やテロップが使われた」と謝罪した。

 番組では食文化を表す画像を使って紹介された国もあり、イタリアはピザ、日本はすし、ノルウェーはサーモンの画像が使われた。

 またマーシャル諸島を説明するテロップには「米国の元核実験場」との説明が表示されたほか、ハイチについては「大統領の暗殺で政情は不安定」と表示された。

 MBCの謝罪にもかかわらず、ネット上では画像やテロップについて多くの批判が上がった。

 あるネットユーザーは「グーグル(Google)検索で最初に出てきたものをとりあえず使っただけ」と指摘。別のネットユーザーは「深刻な外交的欠礼だ」と批判した。(c)AFP