【7月24日 AFP】東京五輪は24日、テニスの男子シングルス1回戦が行われ、大会第2シードでロシア五輪委員会(ROC)のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は6-4、7-6(10-8)でカザフスタンのアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik)に勝利した。

 うだるような暑さとなった大会初日の気温に選手たちが苦しむ中で、世界ランキング2位のメドベージェフは順当に2回戦進出を決めたものの、これまでプレーした中で「最悪の部類」に入るコンディションだったとして、競技の開始時間を夜間に遅らせるように大会側に訴えた。

 この日、気温32度の正午過ぎに試合を開始したメドベージェフは、「メキシコでそうしているように、暑さがかなり和らぐ午後6時くらいに試合をスタートすべきかもしれない」と発言。「大会の途中で変更してくれるとは思わないが、それは可能だし、チェンジオーバーが1分しかないなんてジョークだ」と話した。

「ここにいる200人のテニス選手に聞いたら、195人は1分間はジョークだと言うと思う。アジアの大会でそうしているように1分30秒にするべきだと言うはずだ」

 夏は南仏コートダジュール(French Riviera、フレンチリビエラ)で過ごしているため暑さにはかなり慣れているメドベージェフは、「虚勢を張るつもりはないが戦わなければならない。それが五輪であり、自分はメダルを目指している。暑さを嘆くためにここにいるのではない。平等に厳しいんだ」と語った。

 四大大会(グランドスラム)では2度ファイナリストとなっているメドベージェフは、2回戦で世界160位のスミット・ナガル(Sumit Nagal、インド)と対戦する。(c)AFP