【7月24日 AFP】東京五輪の開会式でトンガ代表の旗手を務めたピタ・タウファトファ(Pita Taufatofua)は24日、五輪では3大会連続で裸の上半身を披露してインターネットの話題をさらったうれしい余韻に浸っていたが、今回は同様の肉体美を誇るバヌアツの選手から挑戦を受けた。

 タウファトファは2016年リオデジャネイロ五輪の開会式で初めて世界の注目を浴びた。裸の上半身にオイルを塗り、母国の旗を懸命に振る姿にはツイッター(Twitter)で450万件の反応があった。そして2018年の平昌冬季五輪でも、いてつくような寒さの中で再びたくましい胸板を見せつけた。

 今大会ではテコンドーに出場する37歳のタウファトファは、23日に行われた開会式で再び裸の肉体を披露し、その人気ぶりを改めて示した。

 しかし今回は、バヌアツのボート男子代表、リーリオ・リー(Riilio Rii)も輝く裸の上半身にカラフルな民族衣装を身につけた姿で登場。これを受けてネット上では「どちらがうまく着こなしている?」という議論に発展し、五輪の公式ツイッターアカウントも加わった。

 水を差されたかにも思われたタウファトファだったが、開会式から一夜明けたこの日、「皆さんのハッシュタグや愛に感謝している」とファンに対してメッセージを投稿。リーとの比較に動じる様子は見せず、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が起きている中で、拡散するのが良いことか分からないけれど、全てのメッセージと支援に感謝している」とつづった。(c)AFP