【7月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は23日、今季第10戦英国GP(British Grand Prix 2021)の衝突事故で損傷したマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)のマシンの修理代が180万ドル(約1億9900万円)に上ったことを明らかにした。

 英シルバーストーン(Silverstone Race Circuit)で18日に行われた同GP決勝の1周目に、フェルスタッペンはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と衝突した。

 この事故でフェルスタッペンはリタイアを余儀なくされ、病院で6時間に及ぶ検査を受けることになったが、一方のハミルトンは優勝し、年間タイトル獲得へ向けて再び希望を取り戻した。

 ホーナー代表はチームの公式ウェブサイトに掲載されたコラムで、「あのクラッシュで約180万ドルの費用がかかった。あのようなアクシデントは、予算の上限がある時代にかなりの影響を及ぼす」と投稿した。

 また、すでにフェルスタッペンが「無礼でスポーツマンらしくない」と批判していたハミルトンの表彰台での振る舞いに関しても、「事故が起きたばかりの中で、あれほど優勝を喜んでいたことにまだ失望している」と苦言を呈した。

 ハミルトンは問題の事故で10秒のペナルティーを受けたものの、優勝したことによって総合首位に立つフェルスタッペンとの差を、32ポイントからわずか8ポイントに縮小した。(c)AFP