【7月24日 AFP】東京五輪開会式出席のため来日したフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は23日、東京五輪は「開催されなければいけなかった」と述べ、新型コロナウイルス流行下でも開催を決行した日本政府を擁護した。

 フランスは次回の2024年パリ五輪開催国。マクロン氏は来日中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長とも会談した。新型ウイルス関連の制限により同行者の数は最小限に抑える必要があり、マクロン氏と共に来日した閣僚は1人のみだった。

 だがマクロン氏は開会式の開幕前、仏公共放送局フランス・テレビジョン(France Televisions)に対し、昨年3月に1年間延期された東京五輪は「開催されなければいけなかった」と断言。「私たちは屈せず、この大会を開催しなければいけない。五輪の精神とは協力の精神であり、それは私たちが今の時代に必要としているものであるため、開催は重要だ」と述べた。(c)AFP