【7月25日 CGTN Japanese】中国国家衛生健康委員会の于学軍副主任は21日の記者会見で、「過去10年間、中国の出生数と出生率は変動が大きかった。2010年に行われた第6回国勢調査では当時の出生数は1600万人だった。その後、夫婦のどちらかが一人っ子の場合には二人までの子供を持つことが認められる単独二人っ子政策、さらに全面的な二人っ子政策が実施された」と紹介しました。

 2016年と2017年の出生数はいずれも1700万人を超え、特に2016年には1800万人を上回りました。しかし出生数は2018年以降から3年間連続して大きく減少しました。第7回国勢調査によれば、中国の2020年における出生数は1200万人でした。

 2021年上半期(1~6月期)の状況からみれば、今年の出生数と出生率は依然として低い状態を示すと予測されます。同時に、高齢化はさらに進行します。これらを背景に、中国は20日、1組の夫婦に3人までの子の出産を認める政策とそれに関する具体的な措置を打ち出しました。その目的は、出生数がさらに減少することを防止し、適度な出生率を維持し、人口の長期にわたるバランスのとれた発展を促進することです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News