【7月23日 CGTN Japanese】中国中部の河南省(Henan)は記録的な豪雨に見舞われたことで、一部地域で深刻な洪水被害が発生しました。水害が最も深刻な鞏義市(Gongyi)米河鎮では、多くの村と外部との通信が途絶えてしまいました。通信を回復するために、国家緊急管理部は21日、翼竜−2H無人航空機空中通信プラットフォームを緊急投入しました。

 同無人航空機は4時間半の長距離飛行を経て鞏義市に到着し、午後6時21分に米河鎮の通信が途絶えた地域に入りました。現地では同機に搭載された移動空中基地局により、約50平方キロの範囲が長時間にわたって安定した移動信号でカバーされました。翼竜−2H無人航空機システムを用いた救援任務が実施されたのは今回が初めてです。

 同空中基地局は21日午後8時までにユーザー累計2572人との接続を実現させました。データ通信量は1089.89メガバイトで、同時にアクセスしたユーザーは最多で648人に達しました。無人航空機システムの利用により、被災地の住民が速やかに被災状況や無事などを報告することができるようになりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News