【7月23日 AFP】2024年パリ五輪開催国フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が23日、東京五輪開会式に出席するため、日本に到着した。

 主催者は23日の開会式について、出席者を950人程度にまで削減しており、出席する外国要人も、マクロン氏や22日夜に東京入りした米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の妻ジル(Jill Biden)氏ら少人数となる。

 新型コロナウイルス感染対策の一環で、マクロン氏は同行者の人数を絞り込み、閣僚は1人だけとなった。

 マクロン氏は東京で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長と面会した。開会式前には天皇陛下と面会し、24日には菅義偉(Yoshihide Suga)首相と会談する。首脳会談では、中国が軍事的圧力を強めているインド太平洋地域の状況や、日仏の経済関係について協議する。

 マクロン氏は2日間の滞在中、国際結婚の破綻に伴う「子どもの連れ去り問題」についても日本側と協議するほか、柔道と3人制バスケットボール女子の競技も観戦する予定。

 同氏の訪日は、2019年6月に大阪で開かれた20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)以来。(c)AFP