【7月25日 AFP】酷暑が続く中で停電が長期化しているイラクの首都バグダッドのサドルシティー(Sadr City)地区で、アキール・ハッサン(Aqeel Hassan)さん(42)たちは自家発電機を使用した私設の発電施設で、近所の270世帯に電力を供給している。

 イラクでは、数十年に及ぶ紛争とインフラの整備不足で電力供給網が十分に機能しておらず、隣国のイランからガスと電力を購入して電力供給の約3分の1を賄っている。しかしイランは先月、イラク電力省が60億ドル(約6600億円)以上の支払いを滞納しているとして、同国への電力供給をストップすると決定した。(c)AFP