【7月23日 AFP】南アフリカで今月発生した暴動による死者は22日、政府発表で337人となった。

 大統領府相を兼任するクムブゾ・ヌチャベニ(Khumbudzo Ntshavheni)中小企業開発相は、「警察が暴動に関する死者数をハウテン(Gauteng)州で79人、クワズールー・ナタール(KwaZulu-Natal)州で258人に修正した」と説明した。

 暴動は今月初め、ジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)前大統領が汚職調査への協力を拒否したとして禁錮1年3月の有罪判決を受けて収監された翌日に始まり、略奪や放火が拡大。アパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃後では最悪の騒乱に発展し、シリル・ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領が、「反乱」の企てだと批判する事態となった。

 暴動による被害額は推定34億ドル(約3700億円)に上っている。(c)AFP