【7月23日 AFP】東京五輪は22日、サッカー男子1次ラウンドが行われ、グループAの日本は、久保建英(Takefusa Kubo)のゴールで1-0で南アフリカに勝利した。南アフリカのデービッド・ノトアネ(David Notoane)監督は試合後、新型コロナウイルスの検査で陽性となった選手らがいたことで、礼を欠いた扱いを受けたと苦言を呈した。

 日本は71分に久保が決勝ゴールを決め、白星発進を切った。

 試合に先立つ18日、南アの選手2人とビデオアナリストが新型コロナウイルスの検査で陽性となったことが発表された。当初濃厚接触者とされた21人のメンバーは、初戦に向けて準備が必要な時期に隔離を余儀なくされ、2回のトレーニングセッションを行えなかった。

 ノトアネ監督は「烙印(らくいん)を押されたことの問題については、やはり触れておかなければならない」とし、「われわれと出くわすと、人々が走り去るということがよくあった。やや礼を欠いた態度ではないか」と話した。

 ただ、監督は「ルールはルールだ」とコロナでの混乱を言い訳にすることはせず、南アの選手らの活躍をたたえた。(c)AFP