【7月23日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の報道官は22日、ロシアメディアに対し、タリバンがアフガン国境の90%を支配下に置いたと語った。同国では外国軍部隊の撤退が進む中、タリバンが攻勢を強めている。

 ザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は国営ロシア通信(RIA)に対し、「アフガニスタンがタジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、イランと接する国境、つまり国境の約90%がわれわれの支配下にある」と言明した。この主張の信ぴょう性は独立した立場から検証できない。

 アフガニスタンでは米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍の部隊撤収がほぼ完了しており、タリバンが各地で勢力を拡大。複数の国境検問所を制圧し、各地の都市を包囲しており、国内に約400ある郡の半分ほどを掌握している。(c)AFP