【7月22日 時事通信社】香港警察は22日、中国政府や香港当局を批判する内容の絵本を発行していた20代の男女5人を、「扇動的印刷物」出版の疑いで逮捕した。子どもに対して「香港政府や司法への憎しみを喚起する」目的があったとみて、警察の国家安全維持部門が摘発した。

 香港メディアによると、5人は香港言語療法士組合のメンバー。組合では、2019年に頻発した反政府デモの経緯を民主派寄りの目線で解説した絵本など3冊を発行していた。

 絵本では香港を「悪いオオカミ」に囲まれたヒツジの村に例え、英国から中国への香港返還後の情勢を風刺。親子向けの読書会も開催されていた。昨年8月に香港から台湾への密航を試み中国海警局に拘束された民主活動家ら12人について、「ヒツジ村の勇士」として紹介した絵本もあった。(c)時事通信社