【7月22日 AFP】五輪で金メダル2個を獲得している競泳男子のウサマ・メルーリ(Oussama Mellouli、チュニジア)は、母国の水泳連盟との対立を理由に東京五輪をボイコットすると表明していたが、その考えを改めることを明らかにした。

 2008年北京五輪の1500メートル自由形と、2012年ロンドン五輪のオープンウオーター10キロメートルで優勝している37歳のメルーリは、トレーニングの寄付金関連で同選手とその母親の文書偽造を訴えているチュニジア水泳連盟(FTN)と法廷闘争を繰り広げた後、19日に国際大会からの引退を表明した。

 しかし、チュニジア五輪委員会(CNOT)の会長と協議を行った末に、同選手は再考を決意。22日に自身のインスタグラム(Instagram)アカウントで、会長が「東京五輪の終了後に争いを解決すると約束し、大会への出場を強く求めた」と明かした。

 メルーリは自身6度目となる五輪で、オープンウオーター10キロメートルに出場する。(c)AFP