【7月22日 Xinhua News】米電気自動車(EV)大手のテスラ(Tesla)はこのほど、中国上海市宝山区で、太陽光発電設備と蓄電池を備えたEV急速充電施設「上海太陽光発蓄充電一体型スーパーチャージャー(SC)ステーション」の完成発表会と除幕式を開いた。同社は華東地域での「太陽光発蓄充電」事業を本格始動させた。

 今回発表されたSCステーションには、急速充電器「スーパーチャージャーV3」と普通充電器「デスティネーションチャージャー」が配備されている。屋根一体型太陽光発電パネル「ソーラールーフ」で発電した電力をテスラの家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウオール)」に蓄積し、EVの充電に提供する。ソーラーパネルとパワーウオール、充電施設はマイクログリッドを構築しており、クリーンエネルギーの持続可能な利用を実現している。

 同社は今年6月、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)に中国初の太陽光発蓄充電一体型SCステーションを建設。国内で初めて完成車メーカーによる太陽光エネルギーの利用・貯蔵・再利用というクリーンエネルギー循環エコチェーンを構築した。(c)Xinhua News/AFPBB News