【7月21日 AFP】20-21NBAファイナル(7回戦制)は20日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)で第6戦が行われ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)が105-98でフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)に勝利し、4勝2敗で1971年以来となるファイナル制覇を遂げた。

 エースのヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)は50得点、14リバウンド、5ブロックと好守に獅子奮迅の活躍を見せ、ファイナルMVPに輝いた。

 アデトクンポは「僕を信じてくれたミルウォーキー(Milwaukee)と、一緒に激しくプレーしてくれたチームメートにありがとうを言いたい」と話し、「成し遂げられたことに感謝する」と続けた。

 2年連続のレギュラーシーズンMVPに輝いた実績を持つアデトクンポは、カンファレンス決勝での膝の負傷でファイナル開幕に間に合うかも危ぶまれていたが、最後はファイナルで50点以上を挙げた史上7人目の選手となり、シリーズMVPに選出された。

 アデトクンポは「このチームで、ミルウォーキーのために優勝できてうれしい」と話し、「ヘッドコーチはまた優勝しなければならないと言っている」と意欲を見せた。

 チームとしては50年ぶりのファイナル制覇で、連敗スタートからのタイトル獲得は史上5チーム目。今プレーオフはホームで10勝1敗と、本拠地で最高の強さを見せた。

 一方のサンズは、16年のキャリアで初めてファイナル出場を果たした36歳のクリス・ポール(Chris Paul)が、チーム最多の26点を挙げたが、創設53年目での初タイトル獲得はならなかった。(c)AFP