【7月24日 AFP】競泳はスタートやドルフィンキック、ターンをマスターすることで、タイムを0.1秒単位で縮めることができる。

 スタート方法は2種類。

-最も強力とされるグラブスタート。手と足の指でブロックをつかみ、体重を足の前にかける。

-反応時間を短縮できるトラックスタート。両手と片足をブロックの端に置いて後ろの脚に体重をかけ、スタートの合図とともに腕を後ろに引いて体を前に投げ出す。グラブスタートと同様に頭を振り起こしながら腕を前に伸ばし、脚がブロックから離れる時に顎を引いて頭を腕の間にたくし込む。

 水の抵抗をなるべく受けないよう、滑らかな動きで入水し、深く潜りすぎないように体を反らせる。

 飛び込みとターンの後、潜水が認められるのは15メートルまで。その間はドルフィンキックしかできない。

 スピードが落ちるまで水の抵抗を受けにくい姿勢を保ち、それから泳ぎ始める。泳ぎ始めが早過ぎる、あるいは遅過ぎると体力を無駄に消耗し、リズムを乱す。

 良いターンをするには、プール底面のラインを見て、スピードを落とさずに前転するタイミングを計る必要がある。腕を伸ばし、手に力を入れて、勢いが落ちないようにしっかりと壁を蹴る。(c)AFP