行方不明のウガンダ選手を三重で発見、保護 大阪府警発表
発信地:東京
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【7月21日 AFP】東京五輪に向けて来日した後、合宿先で行方不明になっていたウガンダ選手団の1人が20日、三重県内で発見、保護された。大阪府警が発表した。
行方が分からなくなっていたのは重量挙げ男子代表として来日したジュリアス・セチトレコ(Julius Ssekitoleko)選手(20)で、同選手は16日に大阪府泉佐野市のホテルから姿を消していたが、それから4日後に三重県で発見された。
府警によれば、セチトレコ選手はまず愛知県名古屋市へ行き、そこから隣の岐阜県、三重県へと移動して、知り合いの男性の知人の家にいるところを発見された。
けがや犯罪に巻き込まれた形跡はなく、身分証明書で同選手だと確認されたということで、チームに戻す、大使館へ送り届けるなどの今後の対応はまだ決まっていない。保護に抵抗はせず、正直に受け答えしているとの話で、動機を調べている最中だという。
ウガンダのヘンリー・オリエム・オケロ(Henry Oryem Okello)外相も、セチトレコ選手が見つかったという知らせを受けたと明かし、「日本政府と協力しながら、行方不明に関する事実関係や、認可を得た経緯を探りたい」と話した。
外相は「政府として、日本にはこの件を謝罪した」と話し、「受け入れがたい行為であり裏切りだ」と続けた。
6月に来日したセチトレコ選手らウガンダ選手団の第1陣では、他に到着直後にコーチ1人、さらに後日の検査で別の1人が新型コロナウイルスの陽性反応を示していた。(c)AFP