【7月20日 AFP】ノルウェーハンドボール連盟(NHF)は19日、ビーチハンドボール女子の同国代表が国際ハンドボール連盟(IHF)の規則に反して短パンで競技に臨んだことに関して、罰金を支払う用意があると表明した。

 ブルガリア・バルナ(Varna)で開催されたビーチハンドボール欧州選手権(EHF Beach Handball EURO 2021)に出場したノルウェー代表チームは、18日に行われたスペインとの3位決定戦で、IHFの規則で定められているビキニではなく短パンを着用した。

 ノルウェーの国営テレビ・ラジオNRKは、大会に出場したノルウェー選手の話を引用し、1選手につき1試合50ユーロ(約6500円)の罰金を科される可能性があると伝えた。

 NHFの会長はAFPの取材に対して「もちろん、いかなる罰金も支払うつもりだ」とし、「われわれは皆、同じ船に乗っている」と述べた。

 ビーチ競技では数年前からこうした問題が議論の的になっており、一部の選手からはビキニは品位を落とすという意見や、単純に実用的でないとの声が上がっている。

 ノルウェーは欧州選手権の開幕前に、短パンで競技に臨むこと関して欧州ハンドボール連盟(EHF)に許可を求めていたが、規則違反により罰金の対象になると通達されていた。

 EHFは今回の件について把握しているとしながらも、ノルウェーを処分するかどうかは決めていないとしている。現行ルールの改正を求める同国の動きについては、各統括団体によって今後協議されることになっている。(c)AFP