【7月20日 Xinhua News】市場調査会社カナリスはこのほど、今年第2四半期(4~6月)の世界スマートフォン出荷台数が前年同期に比べ12%増加したと発表した。市場シェアは、韓国のサムスンが19%と引き続き世界最大のサプライヤーとなった。中国スマホ大手の小米集団(シャオミ、Xiaomi)は17%に拡大し、初めて2位に浮上。米アップル(Apple)は14%で3位、OPPO(オッポ)とvivo(ビボ)はいずれも10%で4位となった。

 シャオミは第2四半期、海外市場の開拓に成功し、出荷台数が83%増となった。カナリスのリサーチ・マネジャー、ベン・スタントン氏によると、シャオミの出荷台数は中南米で4倍以上、アフリカで2・5倍となり、西欧でも50%増となった。同社は依然としてマス市場を主なターゲットとしており、平均販売価格はサムスンより約40%、アップルより約75%安い。

 スタントン氏は、シャオミにとって今年の最優先課題はハイエンド機種の販売拡大だと指摘。「厳しい戦いになる。OPPOとvivoも同様の目標を掲げており、オンラインマーケティングへの巨額投資にも意欲的だ。また、半導体チップの供給が世界的に不足する中、すべてのサプライヤーが部品供給の確保に努めている」と述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News