【7月20日 AFP】(更新、写真追加)イラクの首都バグダッドの混雑した市場で19日、爆弾が爆発し、医療関係者によると約30人が死亡、50人が負傷した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 爆発が起きたのは、イスラム教シーア派(Shiite)が多数を占める人口密集地サドルシティー(Sadr City)地区にある市場。イスラム教の犠牲祭(イード・アル・アドハ、Eid al-Adha)を翌日に控え、食料品の買い出しに訪れた人々で混雑していた。

 医療関係者によると、爆発の死者は28~30人で、女性8人と子ども7人が含まれる。内務省は、即席爆発装置(IED)による「テロ攻撃」が起きたと発表。ISはメッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」上のチャンネルで出した声明で、爆発は自爆ベルトを身に着けた男が起こしたもので、30人以上が死亡、35人が負傷したと主張した。

 バグダッドでは1月にも混雑した市場で連続自爆攻撃が発生し、32人が死亡。同じくISが犯行声明を出していた。(c)AFP