【7月20日 Xinhua News】中国上海市で17日、天文施設としては建築規模が世界最大となる上海天文館(上海科技館分館)がオープンした。18日には一般公開も始まった。

 同館は上海自由貿易試験区臨港新片区(エリア)に位置し、建築面積は約3万8千平方メートル。「家園」「宇宙」「征程」の三大テーマ展示エリアと「中華問天」「好奇星球」「航向火星」などの特色展示エリアからなる。8Kの超高精細表示が可能な多機能ドームシアターや「星聞」レセプションホール、「望舒(ぼうじょ、月の神)」天文台、「羲和(ぎか、太陽の神)」太陽塔、星空探検キャンプを備え、宇宙の広大な景色をパノラマ展示する。

 オープニングセレモニーでは、国家航天局から提供された月面探査機「嫦娥5号(Chang'e-5)」が地球に持ち帰った月の土壌サンプルが、球体型の水晶ケースに密封され「征程」展示エリアに展示された。(c)Xinhua News/AFPBB News