【7月22日 Xinhua News】真夏に入り、標高3千メートルを超える中国甘粛省(Gansu)甘南チベット族自治州の瑪曲(マチュ)草原では、青海チベット高原一帯に伝わる世界最長の英雄叙事詩「ケサル王伝」の吟遊詩人たちが楽器を背負い、ケサル王の英雄叙事詩を弾き語りのスタイルで歌う姿が見られるようになった。同県は「ケサル王伝説発祥の地」と呼ばれる。千年にわたり、チベット族の民間の吟遊詩人たちが歌い継ぐ中で、ケサル王の物語は膨らみ続け、世界に誇る英雄叙事詩「ケサル王伝」が次第に成立していった。2006年には第1次国家級無形文化遺産リストに登録された。(c)Xinhua News/AFPBB News