【7月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第4戦、第149回全英オープン（The 149th Open Championship）は18日、英サンドイッチ（Sandwich）のロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ（Royal St George's Golf Club、パー70）で最終日が行われ、コリン・モリカワ（Collin Morikawa、米国）がジョーダン・スピース（Jordan Spieth、米国）の猛追を振り切り、通算15アンダー「265」で初優勝を果たした。

　初出場のモリカワはこの日ノーボギーの4アンダー「66」でまとめ、24歳にしてメジャー2勝目を挙げた。初出場での全英オープン制覇は、2003年大会のベン・カーティス（Ben Curtis、米国）以来18年ぶりとなる。

　全英オープンは新型コロナウイルスのパンデミック（世界的な大流行）の影響で今年が2年ぶりの開催で、この日は3万2000人の観客が見守った。

　世界ランキング4位のモリカワは、「人生でもとびきりの瞬間の一つ」と喜び、「過去最高の観客を目の当たりにした。これから毎年全英オープンに来て、皆さんに会えるのが楽しみだ」と話した。

　スピースは2打差の2位に終わり、最終日を首位で迎えたルイ・ウーストハイゼン（Louis Oosthuizen、南アフリカ）はジョン・ラーム（Jon Rahm、スペイン）と並び通算11アンダーで3位タイに終わった。

　開幕数日前に11人目の繰り上がり選手として出場が決まったディラン・フリテッリ（Dylan Frittelli、南アフリカ）が同9アンダーで5位となり、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン（Dustin Johnson、米国）は同7アンダーで8位タイだった。

　日本勢で唯一決勝ラウンドに進んだ木下稜介（Ryosuke Kinoshita）は、同2オーバーの59位タイで終えた。(c)AFP/Kieran CANNING