【7月18日 AFP】20-21NBAファイナル(7回戦制)は17日、米アリゾナ州フェニックス(Phoenix)で第5戦が行われ、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)が123-119でフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)に競り勝ち、1971年以来となるファイナル制覇に王手をかけた。

 バックスでは、ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が残り十数秒で決めた貴重なダンクシュートを含め、32得点をマーク。クリス・ミドルトン(Khris Middleton)が29得点、ジュルー・ホリデー(Jrue Holiday)が27得点13アシストを記録し、ロードで白星を挙げた。

 サンズが勝ち越しを狙った試合終了間際、バックスはホリデーがデビン・ブッカー(Devin Booker)からボールをスティールすると、山なりのパスを受けたアデトクンポがアリウープを決め、さらにミドルトンがフリースロー1本を成功させて勝利を決定づけた。

 ホリデーは「あと1勝だ」と話し、「調子に乗りすぎてはいけない。最後の1勝を挙げるのが一番難しいのはみんな分かっている。次も相手は必死にプレーしてくるだろう。きょうと同じことをやらないといけない」と続けた。

 バックスの3勝2敗となったシリーズは、この後ミルウォーキー(Milwaukee)で20日に第6戦、そこで決まらなかった場合は22日にフェニックスで最終戦が行われる。

 バックスが優勝した場合、連敗スタートからの王座獲得は史上5チーム目となる。ファイナルで第5戦をものにして3勝2敗としたチームは、過去に29チーム中21チーム、確率にして72パーセントがタイトルを獲得している。(c)AFP