【7月18日 AFP】ラグビーのブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)は17日、南アフリカ・ケープタウンでストーマーズ(Stormers)と対戦し、49-3で勝利した。

 南アフリカ遠征5試合目で4勝目を飾ったライオンズは、24日からスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)との3連戦を控える。

 ティム・スウィエル(Tim Swiel)のペナルティーゴールで先行したストーマーズは、27分までリードを保ったものの、主力の不在が響いて3-21で前半を折り返すと、後半は一方的な展開を許した。

 ライオンズはアダム・ビアード(Adam Beard)、ルーク・カウアンディッキー(Luke Cowan-Dickie)、ジョニー・ヒル(Jonny Hill)、ジャック・コナン(Jack Conan)、ザンダー・フェーガソン(Zander Fagerson)、サム・シモンズ(Sam Simmonds)のフォワード陣が7個中6個のトライを記録。残り一つは途中出場したウイングのルイス・リース・ザミット(Louis Rees-Zammit)がマークした。

 ライオンズの若手FHマーカス・スミス(Marcus Smith)は先週末にチームに合流。この試合ではトライ後のコンバージョンを全て成功させ、非の打ちどころのないパフォーマンスで幼少期からの夢をかなえた。

 また、先月スコットランド・エディンバラで行われた日本戦で肩を負傷し、8試合の遠征メンバーから離脱していたキャプテンのアラン・ウィン・ジョーンズ(Alun Wyn Jones)は、驚異的な回復力で復帰して15日に合流すると、53分にビアードに代わり途中出場した。

 なお、この日はダブルヘッダーが組まれ、最初の試合ではブルズ(Blue Bulls)が終盤のクリス・スミス(Chris Smith)のペナルティーゴールにより南アフリカAを17-14で下した。(c)AFP