【7月18日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーのメジャー第4戦、第149回全英オープン(The 149th Open Championship)は17日、英サンドイッチ(Sandwich)のロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ(Royal St George's Golf Club、パー70)で3日目が行われ、南アフリカのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)が通算12アンダーで2位と1打差の首位を守った。

 ウーストハイゼンはこの日スコアを1ストローク伸ばし、大会初出場となるコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)と1打差、2017年大会覇者のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)と3打差のトップを守った。

 自身唯一のメジャータイトルを獲得した2010年大会以来、2回目の全英オープン制覇を狙うウーストハイゼンだが、以降は今季の全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)と全米オープン(2021 US Open Championship)を含め、メジャー6大会で準優勝にとどまっている。

 ウーストハイゼンは「2位は素晴らしいことじゃない。だからあしたは全力でプレーして、それでまた優勝トロフィーを掲げられるかどうかだ」とコメントした。

 モリカワは序盤6ホールで2ストローク落とす苦しい立ち上がりになったが、13番と14番でバーディーを奪うなど、その後にギアを上げてスコア「68」をマークし、2020年の全米プロに続くメジャー2勝目へ向けて好位置につけた。最終日は再びウーストハイゼンと同じ最終組でまわる。

 スピースは上がり2ホールで連続ボギーをたたき、2度目の全英制覇を目指す中でつまずいている。

 今季の全米オープンを制したジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)はスコアを1ストローク伸ばして通算7アンダーの6位タイとし、優勝争いに食い込んだが、他には期待されていたメジャー制覇経験者によるチャージは実現しなかった。

 世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)は通算4アンダーの18位タイ、メジャー4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は同3アンダーの25位タイに後退した。

 逆にコリー・コナーズ(Corey Connors、カナダ)とスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)の伏兵2人が通算8アンダーの4位タイにつけている。(c)AFP/Kieran CANNING