【7月18日 AFP】21F1第10戦英国GP(British Grand Prix 2021)は17日、スプリント予選が行われ、総合首位に立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得した。フェルスタッペンは初開催のスプリント予選について、「奇妙な」経験だったと認めている。

 全17周約100キロの短期決戦で、フェルスタッペンは前年王者であるメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)を抑えてトップに立った。

 ハミルトンに1.4秒差をつけて勝利し、3ポイントを獲得したフェルスタッペンは「お互いにプッシュしていて、タイヤもかなり消耗していた」とコメントした。

 一方のハミルトンは前日の予選でトップに立ち、1番手でスプリント予選に臨んだが、すぐにフェルスタッペンに抜かれた。決勝では約9万人のファンの前で通算8回目の英国GP優勝と通算99勝目を狙うが、厳しい戦いになることを認めている。

 新フォーマットについては、「ファンに届けられるレースの数が増えるのは良いことだ」と話し、「走る日が1日少なくなれば、年間で23日減らせる。もちろん、これは環境にも良いことだ」と現在のスケジュールを再考するべきだと信じていることを明かした。

 ハミルトンとボッタスはそれぞれ2ポイントと1ポイントを獲得。4番手にはフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が入り、ランド・ノリス(Lando Norris)とダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)のマクラーレン(McLaren)勢が5番手と6番手につけた。

 アルピーヌ(Alpine F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7番手に入り、以下はアストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、ウィリアムズ(Williams)のジョージ・ラッセル(George Russell)、アルピーヌのエステバン・オコン(Esteban Ocon)という順番になった。

 しかしラッセルはその後、開幕ラップでフェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)と衝突したことにより、3グリッド降格の処分を受けた。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は16番手だった。(c)AFP