【7月17日 AFP】ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)は16日、第19ステージ(ムランクスからリブルヌ、207キロメートル)が行われ、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のマテイ・モホリッチ(Matej Mohoric、スロベニア)が今大会2度目の区間優勝を飾った。

 先日、ドーピング疑惑でチームのホテルとバスが捜索を受けていたモホリッチは、序盤で逃げ集団に加わった後、メイン集団を置き去りにして最後は独走状態でチームに今大会3勝目をもたらした。

 地元当局によると、今回の捜索は予備審理に向けて「禁止薬物の取得、運搬もしくは所持の有無」を確認することを目的としたものだという。

 フィニッシュラインを通過する際には、口にチャックをするかのように指を横に滑らせていたモホリッチは、このジェスチャーの意味について、結論に飛びつくことに慎重になるべきだというメッセージだと説明した。

 表彰式で勝利を祝った後には、冷静に報道陣と向き合いつつ「われわれが祖国や家から離れて犠牲を払いながら仕事をし、トレーニングを積んでいるということを、人々に意識してもらうためのサインだった。われわれは、今回もこれまでも強さを発揮してきた」と強調。

 さらに、警察の捜索によってチームが団結したとして、「われわれには何の隠し事もないことを断固として示す決意だ。ここに来たのはレースに集中するためであり、われわれが世界最高のチームの一つであると証明するためだ」と語った。

 総合争いでは、首位に立つUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)がトップから約20分50秒遅れの集団でフィニッシュしたものの、30キロメートルの距離を争う第20ステージの個人タイムトライアルを前に順位に変動はなかった。(c)AFP