【7月17日 AFP】仏パリの観光名所エッフェル塔(Eiffel Tower)が16日、新型コロナウイルスの感染拡大のため昨年10月に休業してから約9か月ぶりに営業を再開した。休業期間は、第2次世界大戦(World War II)後最長となる。

 ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守るために、1日の入場者は、通常の約半分に当たる1万3000人までに制限される。

 政府が最近発表した新規制を受けて、21日以降は、ワクチン接種証明か検査の陰性結果の提示が必要となる。

 エッフェル塔運営会社のジャンフランソワ・マルタン(Jean-Francois Martins)氏によると、夏季休暇期間のチケット予約状況を見ると、英国人やアジア人はほとんどおらず、米国人は15%のみだという。

 フランス人が半分を占め、イタリア人とスペイン人が平年よりも多くの割合を占めるとみられている。(c)AFP