【7月16日 AFP】(更新)ロシア・シベリア(Siberia)のトムスク(Tomsk)州で16日、旅客機An28が一時消息を絶ったが、ロシア当局は不時着した機体を発見し、乗客乗員18人全員の生存を確認した。

 ロシア航空当局はAFPに対し、「搭乗者は全員生存している」と説明した。現在救助隊が旅客機の不時着した場所から、乗客15人と乗員3人をトムスク州都へ移送しているという。

 トムスク州知事の発表によると、同機はSiLA航空(Siberian Light Aviation)が運航する旅客機で、同州のケドロビ(Kedrovy)から州都トムスクに向かう途中に連絡が取れなくなった。

 ロシアでの航空機事故は今月2回目。6日には、極東カムチャツカ半島(Kamchatka Peninsula)東部で、旅客機An26が墜落し、乗客乗員28人全員が死亡した。

 地元交通当局筋は民営インタファクス(Interfax)通信に対し、SiLAの航空機は1989年製で、ロシアのアエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airlines)やキルギスタンで使用された後、2014年からSiLAで使用されていた。(c)AFP