【7月16日 CGTN Japanese】東京五輪大会の開幕の直前に、新型コロナウイルス感染症の影響で、年内に行われる卓球の試合について、ルールに変更が加えられました。中国卓球協会の劉国梁(Liu Guoliang)会長はこのほど、「テーブルに触ることやボールを吹くことを禁止する」などの新しいルールが、今回の卓球競技を難しくしたと説明しました。

 多くの卓球選手にとって、テーブルに触ることとボールを吹くことは卓球を学び始めた頃から身につけた習慣です。ボールを吹くことで、ボールとラケットの摩擦をよりよい状態にして、ボールにスピンをうまくかけられるようになるのです。また、息を吹きかけるのは選手にとって単なる習慣ではなく、緊張を解消するための自己暗示にもなります。テーブルに触れる習慣は、主にテーブルについた汗をぬぐって、ボールがテーブルに当たった際の影響を除去するためのものです。新ルールに迅速に適応するため、中国の卓球チームは関連する訓練を開始しました。

 東京五輪大会での卓球の試合は7月24日に始まり、26日には東京五輪で新たに採用された卓球の混合ダブルスで、五輪史上初の同種目の金メダリストが誕生します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News