【7月16日 Xinhua News】中国商務部の任鴻斌(Ren Hongbin)部長助理(次官補)は、国務院新聞(報道)弁公室がこのほど開いた記者発表会で、1~5月の越境電子商取引(EC)額が前年同期比36・9%増の7千億元(1元=約17円)超になったと明らかにした。取引額は5年間で11倍近くになった。

 任氏は、商務部が今後、次の二つの面から越境ECの発展を重点的に推進していくと説明した。

 ①越境EC総合試験区の建設を着実に進め、総合試験区の越境ECに対するモデル・けん引作用をよりよく発揮させる。総合試験区の新設については、既に一部の都市が国務院に申請しており、申請を計画中の都市もいくつかある。商務部は関係部門とともに総合試験区の拡大に取り組んでいく。

 ②越境ECの発展支援策を整備する。商務部は関係部門とともに、越境ECの知的財産権保護ガイドの作成、小売り輸入品リストの見直し、商品の返品・交換管理の円滑化の三つを重点的に進める。(c)Xinhua News/AFPBB News