【7月16日 Xinhua News】中国では今年、夏収穫の穀物が豊作となった。中国国家統計局が14日発表したデータによると、全国の夏穀物総収量は前年比296万7千トン(2・1%)増の1億4582万トンだった。

 作付面積は前年比26万5500ヘクタール(1・0%)増の2643万8千ヘクタール。5年連続の減少から回復的増加となった。

 同局農村司の李鎖強(Li Suoqiang)司長は、作付面積増加の主な要因について、各地が最も厳格な耕地保護制度を実行したと指摘。食糧生産支援の一層の強化、小麦最低買付価格の引き上げ、農民への栽培補助金支出の安定も効果があったと分析した。また昨年以降の穀物価格の上昇と農民収入の増加が、市場予想を安定させ、農民の栽培意欲を高めたと述べた。

 夏穀物の1ヘクタール当たり収穫量も着実に上昇した。今年の収穫量は前年比57・4キロ(1・1%)増の5515・7キロとなり、3年連続で増加した。(c)Xinhua News/AFPBB News