【7月15日 AFP】イタリア・ローマのファルネーゼ宮(Farnese Palace)前を流れるテベレ(Tiber)川に13日、インスタレーション作品「ファルネーゼ橋(The Farnese Bridge)」が登場した。

 フランス人アーティストのオリビエ・グロステト(Olivier Grossetete)氏の作品で、材料には段ボールが使われている。フランス大使館とウィービルド(Webuild)社との共同プロジェクトとして行われた。

 作品は、ファルネーゼ宮とビラファルネジーナ(Villa Farnesina)の庭園をつなぐ橋をテベレ川に架けるという枢機卿アレッサンドロ・ファルネーゼ(Alessandro Farnese)の願いを実現するものとなった。当時、ファルネーゼ橋の建設は、ルネサンス期の巨匠ミケランジェロ(Michelangelo)に託されたが、実現することはなかった。

 オープニングイベントには、ローマのビルジニア・ラッジ(Virginia Raggi)市長とフランスのクリスチャン・マセ(Christian Masset)駐イタリア大使が出席した。(c)AFP