ウィンブルドンで異常な賭けパターン 不正監視団体が調査開始
発信地:ロンドン/英国
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【7月15日 AFP】テニスの不正監視団体ITIAは14日、先日開催されたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の2試合で異常な賭けパターンがあった可能性があるとして、調査を行っていると発表した。
ITIAは、ウィンブルドンの開催期間中にベッティング業界から通報が2度あったと明かした。
ドイツ日刊紙ウェルト(Die Welt)によると、問題の試合は序盤のラウンドのシングルスと男子ダブルスだという。
シングルスでは、第2セットの終盤に5桁の金額が賭けられ、実際にそのスコアになったという。また、ダブルスの試合中には、本命のペアが第1セットを奪ったときに相手の勝利にベッティングされ、結果は賭け通りになった。
ITIAの広報は、「通報は不適切なことが起きた可能性を示す指標として全て記録、検証されて追跡調査が行われる」と述べ、「通報自体が八百長の証拠ではない点は注意する必要がある」とコメント。調査中のため、これ以上の詳細は公表できないとしている。(c)AFP