サッカー欧州選手権決勝「中止もあった」 英警察
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【7月15日 AFP】英ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝で一部のファンが暴徒化した問題で、英ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)は14日、自らの対応は正当だったと主張し、警察の介入がなければ中止になっていたかもしれないと述べた。
ロンドン警視庁のジェーン・コナーズ(Jane Connors)副警視監は、警察は11日に行われた決勝に向けて綿密な計画を練り、特別な訓練を受けた治安部隊を配置し、チケットを持っていないにもかかわらず入場しようとするファンを鎮圧したと明かした。
コナーズ氏は「警備対応が失敗だったとは認められない。警官や治安部隊が下した難しい決断を支持する」と述べ、「彼らの早急な介入がなければ、この試合は中止されていた可能性もあった」とした。
ロンドン警視庁とクレシダ・ディック(Cressida Dick)警視総監は、この試合の対応をめぐって批判されている。
イングランドのファンは、警備員に賄賂を支払ったりチケットを偽装したりしてスタジアムに入ったと報じられている。その結果ウェンブリーでは大混乱が生じ、DFハリー・マグワイア(Harry Maguire)はその中で父が負傷したと明かしている。
英紙ガーディアン(Guardian)は、計画的な犯行だったとする匿名のサポーターの話を報道しており、チケットを所持していないファンはメッセージアプリ・テレグラム(Telegram)を使い、警備を突破するためのアドバイスを共有していたという。
今回の件について欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、イングランドサッカー協会(FA)を処分する方針を示し、倫理・規律検査官を任命すると発表している。
この試合で警察は86人を逮捕しており、負傷した警官の数は19人に上る。(c)AFP/Imran MARASHLI