【7月18日 CGTN Japanese】 モスクワで現地時間12日、中国企業が自主的に開発した直径11メートル級の大口径シールドマシンによるトンネルが貫通しました。この工事は、中国企業が欧州で初めて大口径シールドマシンを使って掘削したものです。

 鉄道建設業務を行う国有企業の傘下会社である中国鉄建は現地時間12日、ロシアの首都であるモスクワの地下鉄第3乗り換え環状線の東区間のシールドプロジェクトにおける最初のトンネルを貫通させました。プロジェクトの総延長は2677メートルで、中国企業が初めて海外市場で進める大口径地下鉄のシールドプロジェクトです。工事には、中国鉄建が自主的に開発した11メートル級の大口径シールドマシン「勝利号」が採用されました。「勝利号」は同社がロシアの極寒期に合わせて開発したもので、セ氏マイナス30度の環境でも正常な作動が確保されているとのことです。

 中国鉄建はロシア市場に進出して以来、モスクワの地下鉄、モスクワ・カザン高速道路、ブラゴヴェシチェンスク-黒河越境ロープウエーなどの多くのプロジェクトを次々に手掛けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News