【7月17日 CGTN Japanese】中国国家郵政局の13日の記者会見で、関係責任者は「今年上半期に中国の郷鎮(中国の末端行政区)で郵政サービス網のカバー率は98%に達した」と発表しました。

 現在、郵政サービス網は、農村部への進出からより細かなブロックへの進出という段階に入っています。郵便と宅配の協力、宅配と企業の協力などさまざまな協力モデルを通じて、サービス網の農村部への進出を進めています。

 昨年、国家郵政局は六つの省(自治区)と15の市(自治州)で「宅配を村に」という試験作業を行いました。郵政局の5万4000カ所の営業拠点、40万カ所の郵楽購(中国郵政とTOMグループの合弁によるオンラインとオフラインの結合した通販プラットフォーム)の実店舗、20万カ所の村郵便局などを利用して、郵便と宅配の協力を推進しました。また、バスが運行する村では旅客輸送資源を統合し、交通と郵便の融合を推進しています。

 中国郵政集団郵政業務部の王志奇(Wang Zhiqi)総経理は、「郵便と宅配の提携が実現された後、民営宅配会社が村に進出しがたいという問題が解決され、そのコストが削減されたと同時に、郵政のコストもいくらか減少した。今は10万の村で郵政と宅配の協力が実現され、郵便物1億5000万件を配達した。今年はこうしたモデルを全面的に推し広め、全域をカバーするよう努めたい」と表明しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News