【7月15日 AFP】中国卓球協会(CTTA)の会長は14日、金メダル独占の再現を目指す東京五輪で適用される新型コロナウイルス感染拡大防止のルールについて、対応に苦しんでいると不満を漏らした。

 実施競技となって以降、卓球は金メダル32個中28個を獲得している中国の独壇場となっている。だが今回の東京五輪に向けた準備過程では、トップ選手の不調をはじめ、新型ウイルス対策の新ルールなど、いくつかの課題に直面している。

 CTTAの劉国梁(Liu Guoliang、リュウ・グォリャン)会長は中国中央テレビ(CCTV)で、「手で卓球台を拭いたり、(ボールに)息を吹きかけたりできない感染対策ルールは予測していなかった」とした上で、「今回の五輪に向けた準備は極めて難しい」と話した。

 中国代表チームからコロナ対策に関連した不満が噴出したのは今週2度目で、先日はセーリング代表が一般客との接触を余儀なくされているとして、ホテルの感染対策が不十分だと指摘した。(c)AFP