【7月14日 AFP】自転車ロードレースのスーパースター、ペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が13日、開催中のツール・ド・フランス(2021 Tour de France)でのけがにより、東京五輪を欠場することになった。スロバキアオリンピック委員会(SOSV)が発表した。

 31歳のサガンは2015年から2017年にかけてUCIロード世界選手権大会(UCI Road World Championships)で3連覇を達成し、ツールでもスプリンター王の証しであるマイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)を通算7回獲得している選手だが、今年のツールの第3ステージで集団落車に巻き込まれ、膝を負傷していた。

 さらにその負傷が原因で感染症にかかり、ツールからも第12ステージ開始前に棄権していた。

 SOSVは「ツール・ド・フランスから棄権した後、ペーター・サガンはモナコで膝の手術を行った」と明かし、「感染は膝の関節に影響してはいなかったが、手術とその後の体調の問題があるため、東京行きは不可能となった」と続けた。

 サガンは五輪に過去2回出場し、2012年のロンドン五輪はロードレースで34位、2016年のリオデジャネイロ五輪はマウンテンバイク・クロスカントリーで35位だった。(c)AFP