【7月14日 Xinhua News】途上国へのワクチン普及を目指す国際組織「GAVIワクチンアライアンス」は12日、中国の製薬大手、中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック、Sinovac Biotech)の2社とそれぞれ事前調達契約を交わしたと発表した。今後、両社製ワクチンが新型コロナウイルスワクチンを共同調達する国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」のワクチンバンクに入り、途上国のコロナ対策を後押しする。

 世界保健機関(WHO)とともにCOVAXを主導するGAVIは、今回契約したワクチン2種類が既にWHOの緊急使用リストに入っており、COVAX参加国・地域に直ちに供給することができると説明した。契約によると、中国企業2社は10月末までにワクチン計1億1千万回分をCOVAXに供給。その後も長期にわたり供給を続ける。(c)Xinhua News/AFPBB News