【7月13日 CGTN Japanese】感染症の予防接種プログラムを拡大させる活動を手掛けるGAVI(ガービ)アライアンスは現地時間12日、中国のシノファーム(Sinopharm)とシノバック・バイオテック(Sinovac Biotech)がそれぞれ、「COVAXファシリティ」とワクチン供給の協力協定を締結したことを発表しました。

 協力協定によりますと、中国のシノファームとシノバック・バイオテックの2社は7月から「COVAXファシリティ」へのワクチン提供を通じて、発展途上国での新型コロナウイルス感染症対策に参与することになります。

 GAVIアライアンスの声明では、「デルタ変異株が世界の衛生システムに及ぼす脅威が日増しに深刻化している。中国企業2社は直ちに1億1000万本の新型コロナワクチンを提供し、その後はさらに多くのワクチンを提供する」と紹介しました。

 GAVIアライアンスが提供する「COVAXファシリティ」の調達目標では、2022年上半期終了時までに中国製の新型コロナワクチンを最大で5億5000万本購入するということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News